桂樹のブログ Keju's Blog

只今ゼノクロプレイ中!ゲームプレイ日記、映画や本の感想etc.

ゼノクロプレイレポート No.14 第11章クリア~ラオ、バイオ4に見る日本人の心情

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こんにちは!

オルフェ人の名前が未だに覚えられない桂樹です。

「なんとかサラダ」って変な名前だなあ。。。ってずっと思っていました。

29型のテレビでやっているので、文字が見づらいことこの上ないんですよね。

はやく大きなテレビが欲しいわ~!

そしてよく見たらサラ「グ」でした。。。

テンオサラグさんね、やっと覚えましたよ。

しかし今度は大樹の一族の名前で混乱。。。

 

第11章クリア

さて、マードレスのクエスト見たさに頑張っていた「ゼニラパ水」ですが、前回のブログをアップした後にやっと取れました。。。!

しかも、周りの敵に負けないくらいレベル上げてから行ってみたら、今回は敵に見つかることなくあっさりゲット。

うーん、やっぱり「いざ見つかっても勝てる」という心の余裕が大事なんですね。

ともあれ、良かったです!

オルフェ人達がオーヴァで意識を共有する、という設定はゼノサーガのレアリエン達のようです。

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↑のおかげでレベル上げしたせいか、11章はあっという間に攻略できました

(レベル57くらい)。

ラオさんの裏切り。

新型のドール(このデザイン、ゼノサーガのE.S.アシェルっぽいですね!腕の部分とか。。。きっとchocoさんがデザインされたんだろうなあ)を駆り、敵の拠点へ飛び去ってしまいます。

ライフポイントの重要な情報を抱えたまま。。。

ここのムービーはいつも以上に気合が入っていましたね。

ラオさんもエルマさんも、ダグさんも、ドールもカッコいいです。

(噂によると、クリア後もムービー見返し機能が無いらしく…!?とっても残念です。。。!)

 

そしてラオさんの後を追ってバイアス人の拠点へ。

ビービーという警報音と共に、通路の向こうから兵士がわらわらとこっちへ向かってきたのですが。。。横によけたらそのまま素通りしてどこかへ行ってしまいました。。。

あ、あれ。。。?

ゲームシステム上、ある程度こちらのレベルが上の場合はスルーされるんでしょうか?

これぞ、戦わずして勝つ!

余計な戦闘は避けて、ラオさんの待つ地下へ急ぎます。

 

途中、大きな監視ロボのようなものを倒しつつ、ついにラオさんの元へ。

そして彼の口から心情が吐露されます。

 

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妻と娘は白鯨に乗れなかった事。

一部のエリートによる恣意的な人選であった事。

人種・民族の分断意識をいまだ克服できていない事。

 

以前ツイッターでも書いたのですが、ゼノクロの裏のテーマとして人種差別問題があるかもという話をしました。白人によるアメリカ開拓へのアンチテーゼも含まれていると。

 

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こうしたセリフにも、そのあたりの意識がうかがえます。

 

それを踏まえると、異を唱えるラオさんが「中国系」と設定されていることも納得がいきます。そして、以前の章でラオさんに「君だけは行くな」と気遣われ、今回はラオさんに最も近い場所で説得を諦めなかったリンちゃんもまた「中国系」の設定です。

そんなのたまたま。考えすぎでは?と思われるかもしれませんが、制作側は「あえて」その設定しにしているのです(何か創作活動をしたことがある人ならわかると思います)。もし仮に「何となく」だったとしても、その「何となく」の中にこそ作り手の潜在意識が現れてくる。

アメリカ人(特に白人)に対する日本人(作り手)のコンプレックスが感じられる、と私は思いました。

 

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話は脱線しますが、バイオハザード4のラスボス間近の敵の言葉にも同じものを感じました。「今や『アメリカ人が勝つ』などどいうのは、映画の中のクリシェでしかないのだよ」というセリフです。この場合、言われている方はレオン(白人アメリカ人)、そしてこの作品の作り手は(少なくとも制作チームの大半は)日本人でしょう。

(そしてお相手となるスパイのエイダは東洋系。東洋人はあくまで「中心から外れた者」「異なる者」として描かれている。。。というと流石に言いすぎかな。。?)

いずれも異を唱えている方は作中の設定は「日本人」ではありませんが(もしそうしてしまうとさすがにあからさまになる)、その後ろに作り手である日本人の心情が透けて見えてくるなあ。。と面白く感じました。

 

また、そうすると実質主人公のエルマさんの肌色が褐色なのにも、「ゼノシリーズキーパーソンのお約束だから」という意味以上のものも含まれているかもしれないですね。

B.B.であっても、NLAの地球人の大半は肌が白い(白人)です。もちろん東洋系(黄色人種)を含め、色んな人がいますけれど。。。

エルマさんはあえて褐色肌を「選んだ」という事なのかな。

さらにさらにそうすると、アバターメイク時に地球人ではありえない肌色も選べることにもメッセージが込められていそうです。

 

うーん、またずいぶんうがった見方をしてしまいました。

このあたりは一度エンディングを見て、設定資料集を読んでからまた考えたいと思います。あと、未見ですが映画「アバター」もすごく参考になりそうだなあと思っています。

 

ラオさんは説得されたのかどうなのか。。。不穏な空気のまま一行はその場を去ります。この後の伏線な気もしますが、ここは引きずってでもラオさんと一緒にNLAに帰るべきだったと思う。。。。!

うむ、、、やはりフラグか。。。ゼノクロのそういうところが大好きです。

 

今回はここまで。

最後まで拙文にお付き合い頂き、ありがとうございました!