桂樹のブログ Keju's Blog

只今ゼノクロプレイ中!ゲームプレイ日記、映画や本の感想etc.

※ネタバレあり 昭和世代への壮大な心理セラピーーシンエヴァ劇場版感想

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先日、シンエヴァ観てきました。
結論から言うと、特に後半がとても良かったです。
私はエヴァの熱烈なファンというわけではないけれど、
思春期に出会い、一緒に成長してこれて良かったと思う。
 
まず新鮮なうちに感想をザッとまとめました。
二回目観たらゴリゴリ修正するかも。
 
※ここら先ネタバレ注意
※前半は私自身のイタイ話なので注意
 
 

エヴァと私

・旧作版エヴァと私

 

最初にテレビアニメ版を見たのが1997年で、
私はちょうど中学生になったばかりだった。
つまりシンジ達と同世代だ。

それまで見てきたアニメは、多分まだ昭和の雰囲気を残していたんだと思う。
でもエヴァは、私の目にとても新鮮で、お洒落で、
文字を背景に使うジャケットデザインもセンス抜群に感じた。
静止シーンが続くなどの演出や、ラスト二話の展開も斬新だった。 

同年公開の劇場版2作も親に連れて行ってもらって観た。
親と一緒で、色々気まずいシーンもあったし、
最後の突き放すような終わり方にもびっくりした。

結局、内容の半分も分からなかったけど、
なんかものすごいものを見ちゃったぞと思った。
「面白い/つまらない」の枠だけでは語れない世界があるって知った。

 
旧作が放映・公開された当時の日本の空気は、すごくヒリヒリしていた。
少なくとも、当時思春期だった私にはそう感じられた。

地下鉄サリン事件があったり、大震災があったり。
酒○薔薇の事件が起きたときは、テレビは連日その話でもちきりだった。
「いま、14歳に何が起きているのか」
なんて特集が組まれて、リポーターから
「人を殺したいと思ったことがあるか」
という質問を投げかけられた道行く中高生の、
「ないわけではない(=ある)」
という答えに、
スタジオの大人たちは上から目線で大騒ぎしていた。

 

アホか。
こいつらみんな○ね、と思った。
何もわかってないくせに。
お前だって本当は殺したいと思ったことあるくせに。

 

肥大していく自己意識への恐怖と、
漠然とした不安と、
大人たちへの不信感が募っていった。

 

自他の境が溶けてしまいそうになる時、
どこかで心の癒しになってくれたのは、
「良い子の名作」よりも、
ドロドロしててグロくて訳の分からないはずのエヴァだった。
繊細で美しくて神経症的なサントラや主題歌も、何度も聴いた。

 

当時はアニメ、漫画、ゲームがまだまだ白眼視されていて、
オタクへの風当たりも厳しかった。
でも、大人達や社会がバカにしているアニメや漫画の中にこそ、
真実があると感じていた。

 

・ 母との対話

 

そして時は流れて、平成から令和になった。
アニメ、漫画、ゲームは、あれからずいぶん市民権を得た。
オープンになったし、「オタク」でなくとも誰でもゲームやアニメに触れる。

私自身も(とりあえず年齢だけは)大人になり、
漫画もゲームも気負わず楽しめるようになり、
あの頃のヒリヒリした感じはなくなった。
でも、心の中の空虚さ、肝心なものが何か欠落しているモヤモヤは常に付きまとっていた。


2018年の夏、身体が動かなくなった。
正式な診断は受けていないが、今思うと確実に鬱状態だったと思う。
記憶がけっこう飛んでいるので、詳しいことは憶えていない。

漠然とした「行きづらさ」を抱えつつ、
その原因がわからないままなんとか「大人」をやってきたつもりが、
ついに限界が来たと感じた。

 

心理学の本を読み漁り、色んなセミナーも受講した。
そして、幼少期に母との心理的な繋がりを築き損なっており、
その結果、健全な自尊心が育たず、
反抗期を通した精神的な親離れが出来ていないことが原因だと分かった。

 

子どものころ、大好きだった母からされたあれこれが、
「教育」ではなく「虐待」であったと認めるのは多大な苦痛を伴った。
衝撃→悲しみ→怒り。
その混乱を超えた先に、親と、その世代に対する「理解」があった。

 

子どもは親を無条件に愛する。
精神的に不安定だった母を、幼い私は愚かにも「守らなければ」と思いこんだ。
殴られたり、暴言を吐かれたりしたときは「私が悪いんだ」と信じた。
「テストで100点取ったら、また愛してくれる?」
そう思って何も考えず勉強した。
世間で有名と言われる大学にも進学した。
でも、虚しさは増すばかりだった。

 
そしてつい一か月ほど前(2021年2月)、
母と、幼少期にされて辛かった、怖かった、寂しかったことを話した。
その前にも何度か話していたのだが、まだ肝心な部分が伝わっていなかったからだ。
だから、母とちゃんと話したいと思った。
この数年間で学んできた、心理学やココロのことに関する知識やワークを、
ここでこそ生かすべきだと感じた。

あらかじめ用意した手紙をもとに、4時間かけて腹の内を全部ぶちまけた。
ずっと「いい子」をしてきた私が、怒鳴り、泣き叫び、
30年間ずっと抑圧していた小さな子供の声をようやく伝えきることが出来た。

自分の中の怒りや悲しみを一度思いっきり解放して、荒れて、
それからじっくり見つめることが出来たから、
「ではなぜ、親はそんなことをしてしまったのか?」
と、親を理解したいという気持ちが生まれた。

そして、母がやっと自分の言葉で話してくれた。 

昭和という時代背景。
母もまた、自分の親から同じ扱いを受けており、
結婚後も「自分は被害者だ」と思い込んでいた。
世間は怖い、だから勉強してしっかり武装しなければ。
そういうものだと思っていた。
外側の世界に怯えていた。
世界を見る前提そのものが歪んでいた。

 

 

結局、「悪役」などいなかった。
加害者と被害者という、二元論はもう終わりにしたいと思った。
だから私も母も、被害者意識を捨てて先に進もうと決めた。

 

 

 シンエヴァは、昭和世代への壮大な心理セラピー

 
そこへ来て、完結編となるシンエヴァ劇場版。
特に後半は、母との対話を通して過去に向き合えた今の自分だからこそ、
すごく納得がいく内容だったし、何度も泣いてしまった。
 
新劇場版は、「若い世代に向けてエヴァを作り直す」
というコンセプトだったそうだが、
今作完結編の後半はむしろ
「昭和世代に送る、壮大な心理セラピー」だ。
細かい設定が分からなくても、どこかに生きづらさを抱えて生きてきた人全員観た方がいいと思う。
 

・裏切りと深い喪失感

 
庵野監督は
「幸福の絶頂からの深い喪失」
を描くのがとても上手い。
 
旧作劇場版の、無双状態のアスカが量産機でボロボロになるシーン。
新劇場版の、使徒が倒されるシーン(特にラミエルなど)。
圧倒的な力を相手に見せつけていたのに、
突如優劣が入れ替わる。
 
カヲルとシンジの関係もそう。
自分に優しくしてくれる人をやっと見つけたのに、
TV版では裏切られ、Qでは二度目の喪失。
綾波とだって、やっといい関係を築けたのに、
結局リセットされてしまう。
 
親からの愛情がわからず、他者と関係を築いても壊され、
何度も喪失と絶望を体験した。
でも、その暗く長いトンネルの先で、ようやく光が見えた。
 

・子供たちが欲しかった、たった一つの言葉と対話

 
「あなたはあなたのままで、素晴らしい存在だ」
親が子どもに伝えるべき一番の言葉を、
ケンスケからプレゼントされたアスカ。
 
世間に怯えて、「弱い自分」を認められなかったゲンドウに、
「父さんのことを知りたい、話がしたい」
と、自分から歩み寄ったシンジ。
(私の母も、最初のうちは話し合いから逃げようとしました。
A.T.フィールドが発動しちゃったんでしょうね…)
 
TV版で、父親との対話が無いまま
「僕はここにいてもいいんだ」
という結論に至ったシンジ。
旧作版で、息子ときちんと対話しないまま
「済まなかったな、シンジ」
というセリフを吐くゲンドウ。
 
お互いが向き合えた今作では、同じ
「済まなかったな、シンジ」
という言葉でも、その響きや重みが全然違う。
そしてこの言葉こそ、シンジがずっと欲しかったものだ。
 
言葉の力。
たったその言葉が欲しかった、言えなかった。
たったその一言を言えるまで、言ってもらえるまで、ずいぶん遠回りをした。
そして、言う方も言った方も、すごく癒されるのだ。
 
対話の力。
「私を見て!」
ちゃんと見て欲しかった、向き合ってほしかった。
それが満たされなくて、その絶望を力に変えて、子供たちはエヴァで戦った。
彼らの絶叫は魂の叫びだ。
でも今は、ちゃんと向き合えたから、もうエヴァに乗る必要がない。
 
被害者意識で無気力だったシンジと、他者からの承認欲求が過剰なアスカ。
それでも親からの愛を求めていた。
きっと全ての子供の中に、シンジの部分とアスカの部分、両方あると思う。
親から心の栄養を与えられていれば、輝く宝石になっただろうもの。
そして二人とも、あまりにいい子すぎた。
 

エヴァの呪いー肉体の成長と、精神の成長

 
とても面白い記事を書いてらっしゃる方がいたのでシェア。

身勝手な大人たち。
でも彼らだってかつて子供だったのだ。
そして、誰もがチルドレンなのだ。
 
ミサトさんは、父の死が精神的な呪いとなっており、
親の愛情に対し混乱したまま、大人になった。
そしてゲンドウは、繊細で不器用なあまり、
他者との関わりをうまく理解できないまま父親になった。
 
シンジら子供たち=チルドレンは、肉体の成長がストップし、
ミサトやゲンドウら大人は、精神的にいまだ子供なまま。
(それでも、かれらは生きていて、時は確実に流れていく。
髪はその象徴なのかな)
 
幼少期に傷を負った子供が親を理解する前には、
怒りと悲しみで荒れ狂う時期が必要だ。
シンジもアスカも、荒れに荒れまくってたし、精神的にどん底になってた。
旧作劇場版では荒れたまま終わってた…かも。
ミサトら大人たちも、結局自分自身に向き合いきれないまま死んでいった。
 
でも、とうとうみんな、
自分を見て、相手を見て、そして前を見ることができた。
もしかしたら、監督ご自身、強い怒りや葛藤をずっと抱えてきて、
長い年月を経て今作でやっと昇華できたのかもしれない。
 
シンジもミサトも、「落とし前をつける」と言っていたが、
あれは「親の失敗の責任は子が取らないといけない」
という意味ではなく、
「親から精神的に自立すること、親を理解し可能であれば和解すること、そして前に進むこと」
ということだと思う。
 
そしてエヴァの呪い…
監督ご本人が「エヴァ」という作品の呪縛にとらわれてきたことを指すだろうし、
また、精神的に子供のまま自立できなかった大人たちの事も示唆していると思う。
逆に言えば「親や幼少期の自分自身と向き合わないと心は大人になれないよ」ということ。
だからこそ、父親と正面から会話したシンジは呪いから解放され、肉体的にも成長できた。
 
カヲルと加持の会話で「年を取ったら農作業でもどうですか(うろ覚え)」
というセリフももしかしたらそういうことなのかも。
「え、カヲルも年取るの?」って一瞬思ったけど、
カヲルもまた大人達に翻弄された子供であり、
呪いから放たれたら、人間と同じように肉体も成長するのかも。
(最後の「Neon Genesis」の世界で)
 

・まとめ

 

終盤のミサト、シンジ、アスカ、そしてゲンドウの姿に最も癒されるのは、
平成生まれの若い世代よりむしろ、昭和を生きてきた人たちだと思う。

(「母と娘」は癒着しやすいけれど(私はこのパターン)、
「父親と息子」は逆に、断絶感があったのかもしれない。
とにかく、「会話が圧倒的に足りなかった」のだ。)

そして、この作品を通して最も癒されたのは、庵野監督ご自身なのかもしれない。
もしかしたら自分の一番見たくないところに向き合って、作品として世に出すなんて、
そりゃ15年もかかりますよ……。
本当に、お疲れ様でした。


以上、自分自身の過去を振り返りながらざっと感想を書きました。
自分自身に寄せすぎかもですが、あくまで私の視点から見たシンエヴァにすぎないです。
また昭和が諸悪の根源だと言うつもりもありません。
全部、自分を構成するのに大切な事だったと今ならわかります。

 

終盤、皆と決別できたシンジが海辺に座っているシーン。
だんだん色が無くなり、ラフ画になり、絵コンテになってしまう。
そして旧作との「特異点」であるマリが落下してきて、
世界は新たな色を取り戻す。

シンジ<あなた>の認識ー世界を観る視点が変われば、新しい世界が見える。
過去に向き合えたなら、そこから新世紀が始まる。

 

エヴァンゲリオン、そして制作に携わったすべての人<チルドレン>に、
ありがとうございました。

 

2021.03.17
Keju

 

ゼノクロクリア後感想 私が思う、エルマさんとゼノクロに込められたメッセージ

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メインストーリーをクリアし、エンディングを見てからはや二週間弱。
ここらでひとまず感想をまとめてみました。

(がっつり考察などはまたゆっくりと別の機会にします。
アートオブミラが欲しいんですが、プレミア価格になっている…)

プレイ状態:ストーリー本編クリア直後
レベル:62 プレイ時間:約130時間

書いてみたらとても長くなったので、目次をつけました。

 

 

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<初めに:この感想のスタンス>

ゼノシリーズはゼノギアスからプレイしています。
そしてこのゼノクロをもって、シリーズコンプリートできました!

ゼノギアスは一作目にして全ての要素が詰まっているお手本のような作品だと思っています。
そして一番執着しているのはゼノサーガ

ゼノクロは数年前からいろんな方に勧めていただいていて、
特に「ゼノサーガが好きなら」という事でずっと気になっていました。
しかしちょっとした理由(後述します)からなかなか手を出せずにいました。

結論から言うと、ゼノクロ…プレイしてとても良かったです!
恐らく、シリーズの中でゼノサーガの次に好みな作品。

メインストーリーを追いたい人間なので、普段はクエストは面倒で放置してしまうんですが、ゼノクロは気が付いたらクエストをプチプチこなすことに快感を覚えていました。
これからどれくらいかかるか分かりませんが、いつか全部こなしてみたい。

そして、私はそんなに粘り強くないし、決してゲームが得意な方ではないと思っていたんですが、ラスボス戦以外のメインストーリー攻略情報を見ずにクリアできたので、ちょっとだけ自信になりました。
(レビューを見てると、途中で脱落した人も結構いるようなので。。。)

驚異の映像技術や、大迫力で常にクライマックスな澤野氏の音楽にも感動しました。
圧倒的な質量と熱量と技術力に、思わずため息が出ることもありました。

ここから先はそんな気持ちを踏まえたうえで、色んなこと書いてます。

 

まずはネタバレなしの部分から。

 

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「ゲーム」としてのゼノクロ

ものすごく尖った作品。
一部のパラメータにポイントをガン振りした状態。
恐らく、全体のバランスだけ見ればインディーズに近い。
でも、各々のクオリティはすさまじい熱量を感じさせます。
合わない人は早々に脱落、合う人にはグサッと刺さる尖り方です。

それにしても、ゼノブレイドはタイトルごとに毛色が全然違う。
これだけガラッと変えるのも珍しい。毎作毎作、冒険している。


ファンタジー要素はなくSF色バリバリで、モンスターもキャラクターもリアル路線。
音楽も設定どおりUSAを意識した雰囲気です。
それでいて、主要人物には日本人名のキャラクターがいたり、中国系の人物がいたり。
昔のスターウォーズよりも、スタートレックに近い感じでしょうか。

ですので、JRPGに親しんでいる人にはやや取っつきにくいかと。
普段洋ゲーをやらない私には逆にそこが新鮮で、どんどん惹かれていきました。

 

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操作性・UI

プレイし始めた頃、これはなかなか厳しい…と正直思いました。
私にはこれがWiiU初めての作品だったので余計にやり辛さを感じました。
文字が小さいのは事前にさんざん聞いていたので覚悟していたのですが、
実際プレイしていくうちにやっぱり辛くなります。
大きいテレビじゃないとキツイ。

それと色々重要な操作説明が序盤に一気にドバっと出されて、忘れてしまいがち。
そして、直感的に分かるような配置にあまりなっていない。
やること・やれることが多すぎてゴチャゴチャしてしまっている印象。
説明書はいつでも読めるのですが、それにしてももう少し嚙み砕いて欲しかった。。。!
腹落ちする前にサクッと終ってしまうのが寂しい。

それからナビゲーションボールが可愛いけどポンコツ
そんな部分も含めて可愛がって欲しいとタツは言ってましたが。。。
大地の中にのめり込むように吸い込まれてしまったり、ぐるっと遠回りさせられたり。
フィールドの作り込みに対してナビボールの性能が追い付かなかったんでしょうか。
素材集めクエストなどでも広大な大地を駆け回ることになるので、
次作があるなら改善してもらえるとすごく助かります。

…でも、そんなポンコツナビに惑わされているうちに秘境を見つけたり、
思わぬ敵と遭遇したりする楽しみもあるので、なんとも言えません。
これは欠点だ、と思っていたものがプレイしていくうちに不思議な魅力になっていく。
そんな感じです。
……いや、でも、やっぱり改善して!

後発のゼノブレ2のUIもあちゃーな感じだったので、これはもうモノリスソフトのクセなのかもしれない…
今はまだ、ユーザビリティより自分たちの可能性探求の時期なんだと思うことにしました。

 

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バトル等のシステム周り

1.アーツの効果・条件・設定がとても複雑。

長時間プレイしていてもなかなか覚えられません。(そして説明の文字が小さい)
しかし少しずつ学んでいけば色んな戦略が立てられそうです。

クラスチェンジや武器チェンジで、アーツパレットもリセットされてしまうのは仕方ないとはいえ、もうちょっと工夫できそう。
いざ戦闘に突入して「!?使えるアーツがない!」とパニックになりました。。。
実際はチェンジする際に警告出てるんですけどね。。。やっぱり分かりづらいです。


2. ターゲッティングが難しい。
大抵のゲームはターゲットボタン+方向キーでかっちり切り替えてくれるところを、
ゼノクロはカメラ内(カメラ正面?)に入っていないと切り替わってくれません。
なので未だに部位破壊を狙うのが難しい、です。。。
なんとなく攻撃してたら出来たor仲間がやってくれたというパターンはよくありました。

 

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3.敵が理不尽。
エストで特定の敵とだけ戦いたいのに、
周囲を走り回っている大きくて強い敵が巻き込まれてしまって何度も失敗するパターンがありました。
あるいは、受注レベル58のクエストでいきなりレベル80の敵が出てくるとか。

「それが逆に燃える!」というゲームが上手な人もいると思うので、このあたりも良い点なのか悪い点なのか難しいんですが…やっぱりもうちょい何とかして下さい!
特に序盤では多大なストレスでした。。。
試される大地、惑星ミラ。

ゼノブレ無印でも序盤から強敵がいましたが、あえてその場所に行かなければ巻き込まれることは少なかった。
あるいは走って逃げるのが容易だった。
そのバランスが魅力だったけど、それに味を占めた?のか、今作はちょっとやりすぎ。
敵もどこまでも追ってくるし…(Black Tar の歌詞どおり、とってもsticky!)
懲りたので、クエストを受注してからはクリアするまで途中セーブをしないようにしました。
レベル60そこらでレベル80の敵を複数相手取るのは私には難しいでございます…!!

逆に言えばクリア後もやり込み・育成要素が沢山あるので、好きな人にはたまらないはず。
まだ見ぬ敵がいっぱいいるんだろうなあ。。。
改めて説明書を読み込み、攻略情報を集めて、OCGを使いこなし、レベル60ドールを作成したいです。

 

4.ドールの乗り降りが結構大変。

フィールド探索中やバトル中に、ドールから降りるのはいいとしてまた乗りたい時がけっこう面倒です。

自機のそばまで行かないといけないので、散策やバトルの途中で離れてしまった場合は結構大変です。

そして似たようなカラーのドールばっかりだとどれが自分のかわかりません。

接近しなくともYボタン一つで来て欲しい。

故事に言う、A.G.W.S.転送!です。

 

結論:
某所のレビューで「力の抜きどころを間違っている」とあったがまさにその通り。
ゴチャゴチャして取っつきづらいけど、慣れてきて、理解してハマれば沼。

 

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音楽

澤野氏の音楽は今回初めてちゃんと聴きました。
…良いですね!!
今作の雰囲気にピッタリ合っています。
「常にクライマックス」なドラマの音楽を作ってる人だ、くらいの認識だったのですが、
メロウな曲あり、妖しげで神秘的な曲あり、内戦を思わせる埃臭い曲あり…
今までのゼノシリーズとはまた違った魅力でした。
ボーカル曲の一部はリンキンパークっぽさもあり。

ブリーフィングの時のギュルギュルした曲、
何度も聞く印象的な「The way」、
疾走感あふれる「Wir Fliegen」、
解放感ある「Don't Worry」、
夜光の森や白樹の大陸のフィールド曲…
お気に入りが沢山あります。

ただそれらの使い方が少し勿体ない。
ハリウッド映画の中で流してもぴったりしそうな重厚なスケールなんですが、
メインストーリーのイベントシーンで遠慮がちに流れる感じで、
しかもそのイベントシーンがあまり長くない、細切れな事が多いんです。

一連の長いカメラ回しで聴いていたい曲なのに、細切れになっていたり、
キャラのセリフを聞き取りやすくするためか音量が絞られていたり。

ゼノサーガEP1やゼノブレ無印のムービーと音楽のシンクロ率からすれば、もうちょっと、と欲張りたくなってしまうのです。
ゼノサーガはムービーが長すぎる、と批判も多々ありましたが!)

そして「melancolic」、ゲーム起動時のスコード選択画面の一瞬でしか流れないのも勿体ない。

もちろん、ぴったりはまっているなと感じたシーンもありました。
マ・ノン人の宇宙船がお引越ししてくる所とか。

 

結論:

使い方が勿体ない事もあるけど、一度ぴったりはまるとすごい破壊力。

 

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グラフィック

特に「人物の顔」は注目されるところですが、私はとても好きです。
田中久仁彦氏のデザインをそのまま立体にした感じで、可愛すぎず。ゴツすぎず。
クールなゲームデザイン・世界観にマッチしています。
実質主人公のエルマさんが、安易な可愛い系や美人系に陥っていなくて好き。
また髪の毛の描き込みも素敵で、イリーナやマードレスなど同じ銀髪でも色合いが違っていて表現豊かです。

建物やメカの書き込みも凝っています。
最初にNLAを駆け回った時は、「ゼノサーガの第二ミルチアを今の技術で再現したらこんな感じかな」とワクワクしました。

そしてフィールド。
朝から夜まで、刻々と変化する空の色や風景、夜光の森や白樹の大陸の神秘的な雰囲気、
さらに濃霧など天候の変化、はるか向こうに見える巨大なオブジェクトなど、
この為だけにプレイしても良い素晴らしさです。

また、グラフィックではないんですが、コクピットモードでアバターの指がせわしなく動いているのに気が付いた時は感動しました。
細かい部分も作り込まれてます。

 

結論:

圧倒的な情熱をもって描き込まれている。今作の目玉の一つ。

 

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シナリオ 

元々は16章構成だったのを、やむなく12章にしたという話を聞きました。

そうだろうなあと納得してしまうのが正直な所です。
中盤から終盤にかけてのブツ切り・駆け足感が大きい。
本来の形でのシナリオでリメイクするか、続編でそのあたりを描写して欲しい…!

物語そのものはとても好みで、ゼノシリーズに親しんでいる人なら妄想できる部分てんこ盛りです。
また、「USAによるアメリカ大陸開拓に対するアンチテーゼである」という推察を裏付ける要素もあちこちに見出せ、行間を読むような楽しみがあります。
惑星ミラに関する様々な設定も知的好奇心をくすぐります。

 

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「ネタバレなしゼノクロ感想」総論:

ユーザーの体験よりも「自分たちはこんなことができる!これがやりたい!」を優先させた、どこをとっても短所が長所にもなるような不思議な作品。
色々勿体ないけど、制作側の熱量が半端ない。
じっくり腰を据えて取り組めるなら素敵なゲーム体験となるはずです。

 

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※ここから先はネタバレありで色々わがまま書いていきます!

 

ネタバレあり感想アレコレ

 

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続編をください

結局ミラの秘密ってなんだったんだろう?
一人の英雄とは?
なんでB.B.は動いてるの?

等々、数々の謎を妄想するのも楽しいけど、やっぱり商業作品としてもう少しきっちりまとめて欲しかったなあ…
続編が望まれている訳がわかりました。未完の大作。

中盤から、肝心のメインシナリオの短さと荒さが気になりました。
そしてゲームシステムとの擦り合わせも追いつかなかったのか、全体的に間延びしている印象。

NLA防衛線でも最後のセントラルライフでも、時間制限あってよさそうな緊迫シーンなのに。。ちょっと勿体ない。

とはいえとっても面白かったし、やっぱりゼノしてるな!と思わせてくれた素敵なシナリオです。
どこまで他タイトルと絡ませるかによりますが、これからも色々妄想が捗りそうです。

 

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女性キャラと各サブクエストが輝いている

エルマさん、イリーナさん、マードレスなど女性キャラが生き生きしていて安心します。

マーイリなクエストイベントにはドキドキしました。この二人好きです。
ヒメリなどもシビアな内容のクエストがあったりと魅せてくれます。
そうそう、女性?ノポンのしたたかさを感じるクエストもありました。

後味の悪いクエストが多い、と聞いていたんですがこの惑星で生きていく以上避けられない事も多々あるだろうし、
私はむしろとても好きです。サブクエストのシナリオとても良い。
正直に言うと、前作のような友情・仲間・ちょびっと恋…のノリはあまり肌に合わず。
ゼノクロのクールさ、タツをメインとするコミックリリーフも程よい塩梅でとっても気に入っています。

また、メインではあまり語られなかった異星人同士の交流もサブクエストでフォローされていて、心がほっこりしたり、なるほどと思ったり、興味深いものがありました。

 

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これが欲しかった!アレコレ

イベント見返し機能:

色んなアバターで再生可能なやつをお願いします!
特に初めてドール起動するムービーは、ハンガーで起動すれば何度でも見れるようにして欲しかったです。

 

タワーの数字の演出強化:

少しずつ減っていく残り稼働時間…なのに迫りくる強敵…と言う部分は、メインシナリオと進行度にもっと丁寧にリンクさせれば、プレイヤーに更なる危機感を持たせられたはず。

 

アバター大破イベント:
ヤードリーのサブクエストクリアでアバターを一から作り直せてしまうのはさすがにちょっと雑。
6章での腕もげB.B.判明が衝撃だっただけに。。。


メインシナリオでアバター大破、生死を彷徨う→無意識の世界で、自分とは何か?の問いかけイベント→もう一度NLAの大地に帰りたい!という主人公の強い意志→散逸しかけた意識の再集合、意識の覚醒、主人公の再誕→なら、もう一度教えて。貴方は何によって定義されるの?どのように他者から認識されることを望むの?みたいなエルマさんの問いかけ→再度アバター作成→そう、それが貴方の新しい姿なのね…→リンたちの必死の尽力とミラの不思議パワーにより目が覚め生還、お帰りなさい!

 

…みたいなイベントとかどうですか!?(妄想が激しい)

もしくはせめて12章クリア後に解放して欲しかった。


身体・意識・魂・自己の存在の拠り所とは何なのか、はゼノシリーズの大きなテーマの一つのはず。

なので、〝自我〟を認識するアイコンたるB.B.をホイホイと変更してしまえるのは気になります。
ゲームのプレイしやすさとの両立は難しい所だけど、ここは丁寧に扱ってほしかった。

 

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普通のアバターボイス:
個人的に、ゼノクロプレイ前の一番のネックがこれでした。
ネタに走っているものが大半で、まともなものがあまりない。
それだけならまだしも、シリーズ過去作の主役級キャラの声優さん達を再度起用していて、(あえてそのキャラとは全然違う演じ方にしてくれと依頼したのでしょうが)完全なネタキャラになってしまっているものもある。

シリアスなイベントシーンでたびたび意見を求められるのに、ギャップがある。


打ち切りに終わったゼノサーガ、の過去の真相は長年不明のまま、しかも一番好きなキャラの声優さんが中二病なんてネタキャラにされるのは非常に不愉快。
いつまでも膿んでる傷に塩を塗り込まれるようなもの。発売前、公式サイトでボイスの試し聴きをしたときは非常に悔しかったし心底悲しかった。
これはゼノブレ2で悪化しているし、そもそも過去作キャラや要素の表層的な部分だけ弄るのをファンサービスと勘違いしているんだろう。
ゼノサーガEP3での不必要なまでのゼノギアス要素から始まっているのかも)

「ギャグ」「お遊び」のつもりならセンスが無いです。

 

それに、せめて公式としては、何の文脈も無い中で「中二病」「アホドジ」など他人を矮小化する刃になりうる言葉を安易に使わないで欲しい。
メーカーとしての品性を疑われかねない。

 

自分でもいい加減引きずりすぎなのは分かってるんですが、それ以来ゼノクロは気になりつつも、苦い思いを抱いていました。。。

「優等生」は一番マトモそう、という消去法で選びました。

発売後数年経って、心の準備ができ、最後まで楽しんでプレイできたので、少しだけ自分も成長したのかな。。。
実際に自分で操作するうちにまた印象が変わるかもしれないし、そのうち各アバターボイス集の動画があれば見てみようと思います。

 

「The key we've lost」の本来の使いどころ:
この曲はグロウスとの総力戦・最終決戦にふさわしいスケール。
狭い所でラオさんとちまちま戦っているときの曲ではなかった、シナリオ短縮の割を食った、と邪推しています。
続編で是非そのあたりをお願いします…!

 

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まとめ~私が思う、エルマさんとゼノクロに込められたメッセージ

オープンワールドで多大なクエストをこなしていくタイプのゲームにここまで夢中になったのは初めてです。
惑星ミラのこと、B.B.のこと、過去作ともからめて色々楽しい妄想が止まりません。
大型TVとホームシアターシステムで、雄大な景色と音楽を楽しみながら散策すればきっと素晴らしい癒しのひとときになるはず…!
と今から導入を企んでいます。

また、ちょっとリサーチしたところ、英語版では「バイアス人」は「Ganglion」(腫瘍)と訳されているようです。
バイアス…宇宙全体からみた”偏り”ということ?と思っていたんですが、腫瘍とはまた意味深です。
まだまだ妄想が尽きません。

 

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さて、シリーズ中、特にゼノギアスとゼノブレ無印に直接的に表れているテーマが、


「私たち一人一人が”神”である。そして、人間には本来すごい力が秘められている。
あなたは自分が思っているよりもずっとすごい存在なんですよ、だからそれに目覚めて下さい」


だと思っています。(なんだかちょっとアヤしい書き方になってしまった)

「無力な人間たち」の上に立つ「神」という構図がそもそもまやかしなんだと。

それが、ゼノギアスでは”デウス”と輪廻からの解放、
ゼノブレイドでは「それなら、神なんて要らない」というシュルクの台詞という形で表現されていた。

そしてゼノクロでは、一見圧倒的な力を持つグロウスらが、なぜか地球人の肉体を恐れている。
それは地球人の肉体が「安全装置」だから… と語られます。

 

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この文章を書いている時点でアート・オブ・ミラも読んでいませんし、謎が開示されてない以上憶測にすぎませんが、
どんなに絶望的な状況にあっても、最後には「人間の本来持つ力と可能性」に高橋氏が絶対的な信頼を置いているように感じます。

光の部分も、闇の部分も、清濁併せ呑んだ上で行きつくところは人間の生へのリビドー。
ゼノシリーズの根底にあるのはこれなんだと思いました。


そして、エルマさん。
発売前は「また銀髪褐色を記号で使うの…?」とうがった見方をしてしまったんですが、今では大好きな人物です。
通常時はケイオスカラー、そして真の姿はKOS-MOSのオマージュ。

 

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そして彼女の在り方そのものもまた二人へのオマージュ。
「人間一人一人の存在が秘めるポテンシャルを、人ならざるものが示し導く」
いわば天使のような、使者の役割を背負ったキャラクター。

また、今作がアメリカの西部開拓を揶揄する人種問題も意識しているのであれば、
彼女があえて褐色の肌のB.B.を選んだことにより、有色人種-虐げられている弱き者の立場をとったという見方もできる。

なにはともあれ、本編をクリアしたので、今度は真の姿で連れ回したいと思います。

 

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(DL含め、各キャラも気に入りました。みんな連れ回したい)

 

なんだかものすごく長くなってしまった…!
また機会があれば、クリア後限定のクエストあれこれや考察などをまとめていきたいと思います。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!

 

2020.04.04 桂樹

 

 

 

ゼノクロプレイレポート No.16 第12章突入、エンディングへ!

第12章へ突入!

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RPGって、先が気になるあまり、それまで時間を忘れて一生懸命プレイしていたのに、ラストダンジョンを攻略開始したり、ラスボス戦直前になると急に先に進みたくなくなる。。。ってことがありませんか?

ゼノクロもご多分に漏れず、でした。

むしろ、ゲームシステム上、第12章に突入するまでにできるだけクエストをこなしていきたいし、レベルを上げたい(チキン)。。。

そうだ、せっかくだからマードレスさんのキズナエスト、最後の一個「このミラの大地でね」を見たいぞ!

そう思ってキズナを上げて挑んだところ、「第12章クリア」が条件であることに気付く。。。

。。。よし!こうなったらもう12章に入っちゃおう!

というわけで12章に突入しました。

この時点でのレベルは54、プレイ時間は120時間くらいだったと思います。

 

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リンちゃんの最後の晩餐を楽しむ一行。

そしてついにセントラルライフ「魂の在処」に到達するエルマ隊、他隊。

ここのムービーもとても素敵ですね!

アクセナやイエルヴ、HBなどのDLキャラがムービーで喋ってくれるのにはドキッとしました。というかみんな、もっと活躍して欲しかった。。。!

ここで気付いたのですが、このキャラたちはDLCが無くても登場はするんですね。ただプレイヤーキャラにするにはDLCが必要、と。

もしかして元々はストーリーにもっとかかわる予定だったのかな?

 

さて、敵機を押しのけ、入り口らしきところまでたどり着きます。

エルマさん「準備はいい?」

答えは当然NO。

だって、ここに来るまでに結構消耗してるのですから。。。ドール二機ぐらい大破してるし。。。相変わらず操作が下手っぴです。

しかも、うっかり久しぶりにイエルヴをパーティーに入れてしまっていて、レベル差がかなりあって心もとない。

残りコンマ1000秒とかなんとか言ってたけど。。。きっと永遠の1000秒だよね?

ということで、準備をしに一度NLAへ。

パーティーメンバー変更できるかな?と思ったんですがみんな定位置にいません。

そりゃそうだ!出撃してるんだもんね。

というわけで、腹をくくってレベル30くらいのイエルヴ君を鍛え上げつつ、レベル50ドール購入のための資金を溜めることにします。

この危機的状況においてシンプルクエストをこなしまくります。

 

黒鋼の大陸の「獣の楽園」というところでひたすらレベル上げ。

最初はすぐに死んでしまうイエルヴ君でしたが、何度も繰り返していくうちにどんどんインナーレベルがアップ。

「頼む!回復してくれ!」

と言われると、ついドールから降りて回復アーツを使ってあげてしまう。。。

馬鹿な子ほど可愛いとはよく言ったものです。

 

戦闘終了時の掛け合い台詞とレベルアップ時のセリフがごっちゃになるときがあって、

「私が教えたこと…忘れているようね、イエルヴ君?」

「い…いや~…(シャキーン!レベルアップ)…っしゃあー!どこまでも突っ走るぜ!」

と、イエルヴが反抗期を迎えたみたいでフフッとなってしまいます。

 

そしてここにいる巨大な虫?のような敵と戦っているうちに気付いたのですが、敵をキャッチしている間は燃料がものすごい勢いで回復するんですね。

燃料チューチューってこと?(ゼノギアス

その間は仲間が攻撃しやすくなる。

そしてBボタン押しに成功すればOCGも発動しやすくなる。。。これは一石三鳥!

レベル50ドールを手に入れてから、威力は当然上がったけど燃料消費が激しいな~と感じるようになっていて、アーツの使用を控えてたんですが、これで何とかなりそうです。

そして戦闘時に+ボタンで開くメニュー、ページの切り替えができるとここで気が付きました。。。キャラ別にも指示が出せるんだね、緊急脱出とかあるんだね。。ほほう。。また説明書読み返さなきゃなあ。

 

エストのお礼や、データプロープからの採掘、ユニオン報酬チケットの売却などでお金が入ってきますが、それにしてもレベル50ドールはお金がかかる!

攻略情報をちょっと見ると、50ドール二体は欲しいとのこと。

私はビビりなので三体買いそろえるまで頑張ろうと思います。セントラルライフの防壁の残り時間?精神と時の部屋に入ってるから大丈夫。。。

 

何か売却できるものはないかな?と探してみたら、レアリソースの存在を今の今まで忘れ果てていました。所持数カンストしているものもたくさんあり。。勿体ない!

しかしこれでだいぶ資金調達が楽になりました。

そんなこんなで恐らく10時間以上粘って、何とかライトタイプ二体、ミドルタイプ一体のレベル50ドールを揃えました。

イエルヴ君だけはレベル30ドールで我慢してくれ。。。

でも、この時点でレベル60超えたのですごく成長してくれました!

 

ちなみに、ドールの色も名前も似ていて分かりづらいので、

主人公機→アシェル三号(青色)

エルマ→セイレーン(赤色)

リン→ゼブルン(ピンク)

にしました。なんて安易なネーミングだ…!

 

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折角のレベル50ドール入手なので、序盤で瞬殺された、夜光の森のコイツに再チャレンジしました。

が、やっぱり駄目でした~!これはもうクリア後案件ですな。。。

 

ラスボス戦へ

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腹をくくってついにセントラルライフの内部へ。

「待たせたな!」

大塚明夫さん演ずるボスのご登場です。

 

最初は「あ、流石はレベル50ドール!楽勝かも。。。」

と思っていたのですが、無敵シールドが移ってきた時点で、緊張のあまり混乱。

敵さんのドール「ウィータ」が大きすぎて、他の敵がどこにいるかぜんぜん見えず分らんのです。どこ?何とかサテレスってどこ?

ここでもたもたしている間に仲間のドールが大破、マイアバは降りて生身で挑みますがあえなく敗北。。。

レベル50ドール三体も揃えておきながら情けない…!

この後も連戦となることを考えると、いっそ全員生身であえて三回負けてレベル下げた方が良いかもな。。

と思いながら二度目の挑戦。

なんとかサテレスを見つけました!これは分かりづらい。

せめて戦闘開始時にカメラが移動してここにいると教えてくれればいいのですが。

そしてターゲッティングしようとしてもなかなか難しい…!

大塚明夫氏の哄笑が響き渡る中、力尽きるマイアバ…ううん…ならぬのう。

 

結局三回負けて難易度を下げてもらいました。。。

勝てば…勝てばよいのじゃ!

とにかく自力でエンディングを見たいのです。

 

難易度を下げてからはさすがに楽勝、一発で倒せました。

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セントラルライフにあるのは身体そのものではなくて、遺伝子情報。

地球人の本来の身体は、グロウス達も恐れる「安全装置」である。

そしてエルマ曰く、敵のドール「ウィータ」には大切な何かが欠けている。

 

ウィータ、は恐らくVita、生命のことでしょう。

なのに大切なものが欠けているというのは皮肉な話です。

そして、きっと違うと思いますが、ゼノサガ脳ゆえどうしても

あのお方→ヴィルヘルム

安全装置→フェイルセーフ→イェオーシュア

欠けている大切なもの→アニマの器

と連想してしまします。。。これはもう不可避でございます。。。

 

そして防衛機能としてグロテスクなキマエラ達が暴走。

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倒し終えて、ほっとした一行の会話もつかの間、しぶとく反撃しようとしてくる敵さん。

そこへ颯爽と登場したのは…我らがラオさんです!!

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さすが、美味しい所を持っていきますね~。

そして敵さんと一緒に培養液の中へ……

 

これがほんとのラスボス戦、キメラとなったラオさんを解放するための戦いです。

腕に付いた巨大な眼、バイオハザード2にいたよねこんな人…どうしてこうなった!?

もう少し別のデザインでも良かったんじゃないかな。。。と個人的には思います。

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実は最後にラオさんと戦うことは、さきに攻略サイトをちらっと見た時点でうっかり見ちゃったのです…!でも、何となくそんな予感はしてました。だって11章でNLAに帰るといいつつ、結局どこでも見つけられなかったのですから。パーティーにも復帰しないし。これは最後に何かあるな。。。と思っていました。

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最後のバトルBGMは「The key we've lost」。

確か発売当時、PVでよく使われていた曲です。

いつ聞けるのかな?と待っていましたがまさかラスボス戦とは…!

本来は別の使い方をする予定でこの曲を発注したんじゃないか?と何となく感じました。どちらかというと、より壮大なイベントシーンのほうがしっくりくるような気がします。もっと言ってしまえば、宇宙空間で繰り広げられるグロウス勢との最終対決・総力戦、といったスケールの雰囲気です。私の勝手な妄想ですが。。。

 

 エンディング、そして……

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ラオさんと別れを告げ、いよいよエンディングへ。

そして晒されるエルマさんの真の姿。

黒い棺が開き、ゆっくりと起き上がり足音を立てながら歩む人影。。。

うん、KOS-MOSですね…!

真の姿は知っていたけど、登場の演出まで完全にオマージュとは知らなかったです。

 

彼女は、グロウス襲撃当時、地球に唯一いた異星人、サマールの民。

地球人をずっと助けてくれていたのだそうです。

頭が上がりません。。

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そして、EDボーカル曲とともにスタッフロール。

惑星ミラでの日常はこれからも続いていきます。普段着?でカフェでくつろぐグインとイリーナが微笑ましい。そこへ請求書のようなものをつきつけるマードレス。

このムービーは何度でも見たいなあ。なぜ見返し機能がないんですか…?

 

最後のエピローグ。

セントラルライフの最深部?調査に赴くイエルヴら、そしてエルマ。

だが、白鯨墜落時にすでにデータは大破していた。

なら、データがないのになぜB.B.は動くのか?

この惑星には何があるのか…?

 

そして、浜辺に打ち上げられ、瞳を開くラオさん。

 

This story is never ending.....

 

 

はい、というわけでメインストーリーをクリアしました!

最終的にはプレイ時間130時間、レベル61でした。

次回はここまで通しての全体の感想や、B.B.に関するちょっとした妄想などをまとめます。

今回もここまで読んで下さり、ありがとうございました!

ゼノクロプレイレポート No.15 ヒメリ、マードレスの過去、異星人…クエスト!

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マードレスの過去、異星人との交流…クエスト三昧
さて、マードレスの「私これでも…」がやっと受注可能に。待ってましたあ!

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なに、私これでも…何なの?もしかして主人公に惚れた?急にツンデレの予感?と思ったがそんなことはなかったぜ。

マードレスの賭け仲間の女性にそそのかされ(半ば強制)、弱い武器で敵を倒すことに。

そしてエレオノーラからの依頼を進めると、オルフェ人の裏切り者が登場、そして銃を突きつけるマードレス。

地球にいた頃は大富豪の娘だった。一家の再建のために大金が必要だった。

イリーナを「いい子ちゃん」呼ばわりしたり、戦闘終了時にヒメリに皮肉を込めて「お姫様」と呼ぶ意味が分かってきました。

いつでも冷徹なマードレス。そしてその裏には目的があった。

初見の時に「なんだか初期のガンダムに出てきそうな女性だなあ」と思ったのですがあながちまちがいじゃなかったかも。いましたよね?こんな感じの女性。。。

 

「帰ったらたっぷりほめそやしてあげる」と主人公に言うマードレス。この辺りは怖いような、魅力的なような。。。ゼノギアスのミァン的なものも感じました。

でも、戦闘時にはすごく協力的だし頼りになるんだよな~、悪い人ってわけじゃあ。。。(ちょろいちょろい)

 

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他には、久しぶりにマ・ノン人の宇宙船に遊びに行ったら赤いはてなマークがいっぱい。移住してきた大樹の一族や異星人達のクエストです。

二人の結婚を見届けたり。。。。(ハートフル!)

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自分を助けるために犠牲になった恋人の魂を帰す儀式(チベットの鳥葬みたいですね)を手伝ったり。。。

後日、この踊り子さんはNLAで元気に踊っていました。良かった良かった!

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他にも異星人同士の相互理解が進んだり、宝石泥棒の疑いを掛けられたザルボッカ人と地球人の女性が和解したり。

 

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そしてモナド剣を手に入れたノポンちゃん。これで勝つる!

 

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そしてセリカちゃんをパーティーにお迎えしました!やったね!

このムービー、絵コンテからしてすごく気合が入っている気がします。やはりメインストーリーに入れて欲しかったなあ。。。

白い花を持ったセリカの顔は確かパッケージか公式サイトで見ていて、表情からすごくしんどそうなイベントだなと思っていたので、ハートフルな内容でホッとしました。最後、ロックをサムズアップで励ますマイアバが良いなと思ったり。ムービー見返し機能を下さい。。。

セリカちゃん、装備を変えたら誰!?って感じになってしまうのでファッションは初期装備で固定で。

 

ヒメリの過去、異星人同士の過去

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さて、楽しいだけじゃないのがゼノクロ。

エストにて、ヒメリが孤児であったことがわかります。さらに、ヒメリの偽者を追跡すると、お付きの女性オルネラさんの本心が露わになります。こちらの呼びかけも虚しく、自死を選んでしまいました。

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ヒメリには辛い展開ですが、私はこういうの好きです。

 

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また、大樹の一族の一人からは恨みを持たれてしまうクエストもあり。

お互いの歴史がありますから、パッと出の地球人がどうこう言えないところもあります。

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また、オルフェ人に恋愛の萌芽が芽生えたり。

他にも、木を神として崇めるなど各異星人の社会風俗がうかがえるイベントが多々ありとても興味深いです。

 

ゼノクロはこうした(必須ではない)クエストがいちいち良いですね…!

前作ゼノブレのような、仲間!友情!というノリを期待するとつらいかもしれませんが、キャラデザや世界観に沿った、リアルな展開が大好きです。

 

 

さて、次回はいよいよ第12章に入ります…!

今回も最後まで拙文にお付き合いくださり、ありがとうございました。

 

ゼノクロプレイレポート No.14 第11章クリア~ラオ、バイオ4に見る日本人の心情

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こんにちは!

オルフェ人の名前が未だに覚えられない桂樹です。

「なんとかサラダ」って変な名前だなあ。。。ってずっと思っていました。

29型のテレビでやっているので、文字が見づらいことこの上ないんですよね。

はやく大きなテレビが欲しいわ~!

そしてよく見たらサラ「グ」でした。。。

テンオサラグさんね、やっと覚えましたよ。

しかし今度は大樹の一族の名前で混乱。。。

 

第11章クリア

さて、マードレスのクエスト見たさに頑張っていた「ゼニラパ水」ですが、前回のブログをアップした後にやっと取れました。。。!

しかも、周りの敵に負けないくらいレベル上げてから行ってみたら、今回は敵に見つかることなくあっさりゲット。

うーん、やっぱり「いざ見つかっても勝てる」という心の余裕が大事なんですね。

ともあれ、良かったです!

オルフェ人達がオーヴァで意識を共有する、という設定はゼノサーガのレアリエン達のようです。

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↑のおかげでレベル上げしたせいか、11章はあっという間に攻略できました

(レベル57くらい)。

ラオさんの裏切り。

新型のドール(このデザイン、ゼノサーガのE.S.アシェルっぽいですね!腕の部分とか。。。きっとchocoさんがデザインされたんだろうなあ)を駆り、敵の拠点へ飛び去ってしまいます。

ライフポイントの重要な情報を抱えたまま。。。

ここのムービーはいつも以上に気合が入っていましたね。

ラオさんもエルマさんも、ダグさんも、ドールもカッコいいです。

(噂によると、クリア後もムービー見返し機能が無いらしく…!?とっても残念です。。。!)

 

そしてラオさんの後を追ってバイアス人の拠点へ。

ビービーという警報音と共に、通路の向こうから兵士がわらわらとこっちへ向かってきたのですが。。。横によけたらそのまま素通りしてどこかへ行ってしまいました。。。

あ、あれ。。。?

ゲームシステム上、ある程度こちらのレベルが上の場合はスルーされるんでしょうか?

これぞ、戦わずして勝つ!

余計な戦闘は避けて、ラオさんの待つ地下へ急ぎます。

 

途中、大きな監視ロボのようなものを倒しつつ、ついにラオさんの元へ。

そして彼の口から心情が吐露されます。

 

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妻と娘は白鯨に乗れなかった事。

一部のエリートによる恣意的な人選であった事。

人種・民族の分断意識をいまだ克服できていない事。

 

以前ツイッターでも書いたのですが、ゼノクロの裏のテーマとして人種差別問題があるかもという話をしました。白人によるアメリカ開拓へのアンチテーゼも含まれていると。

 

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こうしたセリフにも、そのあたりの意識がうかがえます。

 

それを踏まえると、異を唱えるラオさんが「中国系」と設定されていることも納得がいきます。そして、以前の章でラオさんに「君だけは行くな」と気遣われ、今回はラオさんに最も近い場所で説得を諦めなかったリンちゃんもまた「中国系」の設定です。

そんなのたまたま。考えすぎでは?と思われるかもしれませんが、制作側は「あえて」その設定しにしているのです(何か創作活動をしたことがある人ならわかると思います)。もし仮に「何となく」だったとしても、その「何となく」の中にこそ作り手の潜在意識が現れてくる。

アメリカ人(特に白人)に対する日本人(作り手)のコンプレックスが感じられる、と私は思いました。

 

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話は脱線しますが、バイオハザード4のラスボス間近の敵の言葉にも同じものを感じました。「今や『アメリカ人が勝つ』などどいうのは、映画の中のクリシェでしかないのだよ」というセリフです。この場合、言われている方はレオン(白人アメリカ人)、そしてこの作品の作り手は(少なくとも制作チームの大半は)日本人でしょう。

(そしてお相手となるスパイのエイダは東洋系。東洋人はあくまで「中心から外れた者」「異なる者」として描かれている。。。というと流石に言いすぎかな。。?)

いずれも異を唱えている方は作中の設定は「日本人」ではありませんが(もしそうしてしまうとさすがにあからさまになる)、その後ろに作り手である日本人の心情が透けて見えてくるなあ。。と面白く感じました。

 

また、そうすると実質主人公のエルマさんの肌色が褐色なのにも、「ゼノシリーズキーパーソンのお約束だから」という意味以上のものも含まれているかもしれないですね。

B.B.であっても、NLAの地球人の大半は肌が白い(白人)です。もちろん東洋系(黄色人種)を含め、色んな人がいますけれど。。。

エルマさんはあえて褐色肌を「選んだ」という事なのかな。

さらにさらにそうすると、アバターメイク時に地球人ではありえない肌色も選べることにもメッセージが込められていそうです。

 

うーん、またずいぶんうがった見方をしてしまいました。

このあたりは一度エンディングを見て、設定資料集を読んでからまた考えたいと思います。あと、未見ですが映画「アバター」もすごく参考になりそうだなあと思っています。

 

ラオさんは説得されたのかどうなのか。。。不穏な空気のまま一行はその場を去ります。この後の伏線な気もしますが、ここは引きずってでもラオさんと一緒にNLAに帰るべきだったと思う。。。。!

うむ、、、やはりフラグか。。。ゼノクロのそういうところが大好きです。

 

今回はここまで。

最後まで拙文にお付き合い頂き、ありがとうございました!

 

ゼノクロプレイレポート No.13 NLA大移住、悲しい再会、イリーナさんの過去etc

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エストをこなそう!の回

今回は、第11章に入る前にクエストをこなしつつ、エルマさんとリンちゃん以外の仲真のレベルとキズナをあげていきます。

ついついレベル差が付きがちですね~。

 

イリーナさんの過去

イリーナさん、かなり好きになりつつあります。

そしてマードレスとの関係も気になるところ。

…なのですが、マードレスのキズナイベントを進めるために色々条件が必要で、その前に「狂気」と「種の存続」のクリアが必要とのこと。

で、頑張ってレベルを上げて挑んだのですが、「種の~」で必要な「ゼニラパ水」がなかなか取れない!なぜかというと、洞窟の入り口にはレベル61の兵士、その奥にも60前後の強敵がうじゃうじゃ。。。

目の前までたどり着いているのに、敵に襲われている状態のためアイテムが取れない…!目の前にあるのに、取れない…!!!

入り口の兵士を倒して、道中の敵に見つからずに進もうとしても、直前で大きな花にみつかってしまいます。。。

2回チャレンジして心が折れました(早い)

もう少しストーリーを進めてから再挑戦します。

ここまでの努力は無駄にはならないはず!

待ってて、クンエイブさん。

 

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そしてグインの「護りたい人」をクリア。

ここで、イリーナさんの過去が少しわかりました。

レオンという名の弟がいたこと、白鯨には乗れなかったこと。

戦闘不能時の「済まない…レオン…」の意味がやっと分かりました!

なるほど。。。

グインが嫉妬を込めて「アイツ」と言うのでてっきりイリーナの元カレかと思ってしまいました。

この二人はこれからどうなるんでしょうね。

 

異星人、続々NLAに移住

さてさて、ブレイドタワー前にいるステラさんからのクエストを受注。

グロウスに捕らえられて強制労働させられている者たちを解放して欲しいとのこと。

そして「巌窟の一族」と「大樹の一族」という、初めて聞く名前が出てきました。

 

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身体は大きいけど、朴訥そうな大樹の一族をまずはNLAにご案内。

(これ、選択肢で「戦う」を選ぶとそのまま入植無しなのかな?シビアだ)

 

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そして続く依頼で巌窟の一族もNLAにお招きしました。

うーん、このあたりもメインシナリオに入れる予定だったような気がしますね。

ずいぶん駆け足で事が進んでいるような。

ともあれ、一族同士かばいあう姿やそれぞれの信念が垣間見れてとても良かったです。

 

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ズコックみたいな異星人さんもいらっしゃーい。

 

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そして、以前戦ったラースの一族も一時的に仲間になりました!

…うん、このあたりはもっともっとムービーで見たかったなあ…!

わんわん一族、素敵だ。

パーティーに入って欲しいくらい。

 

興味深いルーさんのキズナトーク&クエス

さてここでふと思い立ってこなしたルーさんのキズナトーク

しりとりをしたいのに、話が通じないというお悩み。

 

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それはそうです、この星では「言葉そのもの」ではなく「意志」を感じ取って疎通しているのですから。

単語そのものはかみ合わないのです。

このあたり、フランス哲学者ソシュールシニフィエ「意味されているもの、内容」とシニフィアン「意味しているもの、記号」を思い出しました。

ミラでは、我々は「シニフィエ」(伝えたいこと、内容)は感じ取れても、「シニフィアン」(この場合は言葉)は各々違うものを使っているから、しりとりは成り立たないんですね。

だから、概念の共有すらままならないくらい文明がかけ離れてなければ、連想ゲームなら成立すると思います。(記号、言葉一句一句は関係ないので)

 

 

さっと終わってしまうキズナトークとはいえ、すごく興味深い内容でした。

うーん、ゼノクロ、好きだな。。。。!

 

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また「ルーの悩み」のクエストをクリア。

タツと一緒に不思議な踊りを披露してくれました。

 

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ルーさん、ネコちゃんは食べないであげて…!

 

逃したズースとの悲しい再会

久しぶりに生身で原初の荒野を歩いていると、倒れたノポンちゃんが。

話を聞くと。。。

Canaanさんが以前、可哀そうに思って見逃してあげたズースが、大きくなって襲ってきたんだも。やっぱりあのときに殺しておくべきだったんだも…」

ああ…そんな…

なんだかここは、源義経の話みたいだ…。

 

そして洞窟にいくと、あの時見逃したズーズ達が。

しばし、悔恨の表情で俯き、ぐっと瞳を閉じる主人公。

そして何かを断ち切るように凛とした表情で戦う構えを取ります。

 

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もうね、ここのシーン、すごく良かったです。

これだけでもゼノクロやってて良かったって思えるくらい。

これが、単に洞窟前に行ったらそのままバトル開始、だったら全然重みが違うと思います。

このムービーのワンクッションが、いい。。。

今までの中で一番好きなクエストです。

 

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さて、ここまででプレイ時間114時間になりました。

レベルは54。

次は、第11章です!

 

ゼノクロプレイレポート No.12 Don’t Worry 〜第10章クリア

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I can Fly! Don't Worry! 第10章へ突入

またまたお久しぶりの更新です。

第10章に入る前に、どうしてもクリアしておきたかった事…

そう、それはドールをフライトカスタムすること!

 

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ヴァンダムさんからの依頼クエストをこなし、天才少女リンちゃんや色んな人々のの協力を得て、進めていきます。

その途中で吐露されるリンちゃんの心情。地球に置いてきてしまった両親への思い。

しっかりしてていい子だなあ…

そしてついにフライト可能になりました!

 

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「少女が完成させた翼」…

ちょっと、ゼノギアスのマリアを思い出してしまいました。

飛翔~

 

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飛んでいるときは専用BGMが流れるんですね。

Don't worry about future, it's all right,,,,

いい曲でだなあ。。。しみじみ。

比較的テンポがゆっくりめなのがいいですね。

しかしぼんやり景色を楽しんでいると、燃料消費がすごいことに気が付きました…!

うーん、消費を抑えるか、最大値をアップするようなカスタムなどは可能なのかな?

 

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霧にむせぶ夜の白樹の大陸。素敵です。しかし何も見えない。金色のダストみたいなのが美しい。。。

 

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あと、一部専用BGMが流れている場所も発見しました。

チベット仏教の寺院みたいな、ちょっと怪しげな雰囲気。

そして、人工物とも有機物ともつかない巨大な花?のようなもの。。。

「神鳥寝所」と表示されています。

あの中に絶対何かいるんだなあ。。。

接触したら襲ってくる系かなあ。。。

とりあえず、現時点では歯が立たなさそうなので放置です。

強くなって戻ってくるぜ!

 

今まで小さな体で一生懸命駆け回っていたミラの大地。

はるか上空から一望するのは感動ものです。

あそこがああなっていて、向こうはああいう構造になっていて。。。

優雅な空の旅を楽しみたいのですが、空には巨大な強敵もうろうろしているので油断禁物。ちょっとひやひやします。

もっと強くなりたいなあ~。

 

不穏なクエストもこなします

 さて、10章に入をる前にもう少しクエストをこなします。

まずはルーさんの新装開店!

 

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バイスを全然使いこなせていないのです。。。

穴を増やしていただくのはありがたいのですが!

どこかのタイミングで説明書読み直さないとなあ。

FF7のマテリア穴みたいですね。

 

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そして、いくつか続いている不穏なクエスト、アレックス関連。

この石碑?なんだか嫌な感じがします。

異星人と協力するもの、それを排除しようとするもの、それぞれの思惑。

選択肢が難しくて、特にこういうシリアスなものは生死など取り返しのつかない場合もありそうなので慎重に進めます。

セーブもしまくっております。

このシリーズは今後も続きそう。

メインストーリーに入れられなかった、こういう話を入れることで、

全体に深みが増していてとても好きです。

 

アバター変更が可能に

また、他のクエストもこなしていくうちにアバター変更が可能になりました!

夜中の時間だけ可能とのこと。

アバターを色々変更している人をネットでお見掛けしていたので、

いずれ出来るようになるのかなと思っていたのですが、

まさかクエストとは。。。

予想では、メインシナリオ上で主人公のBBがもう一度大破して、

一から作り直すみたいな展開で変更可能になるのかと思っていました。

 

恐らくですがこれも制作が間に合わずこのような形になったんじゃないかと思ってしまいます。ちょっと残念…!

妄想することにします…!

そして、一度エンディングを見るまでは変更しないことにしました。

せっかくここまで来たBBの躰ですからね。

愛着がわいているものです。

クリア後の楽しみに取っておきます。。。

(でも、今のアバターが気に入っているので結局変えないかも)

 

 

第10章突入~クリア

さてさて、第10章までやってきました。

ストーリーも後半、佳境に入る感じでしょうか?

その割には色々進んでいないことが多い気もしますが、期待を込めていってみます。

 

いつぞやのNLA攻防戦でもエルマ隊の前に立ちはだかったリーズ達。

デコボココンビが駆る巨大兵器、ズ・ハッグの登場です。

なんだか、とっても大きな虫っぽいフォルム。。。

その触覚をやめてオクレーーー!

 

で、大きいせいか動きが鈍いです。

そして攻撃も大したことない。。。と思っていたら、

フライトしながらのバトル操作に慣れていない&装備が弱すぎたみたいで、、、

2,3回トライしましたがうまくいきません。

燃料も不安なので、できれば地に足つけて戦いたいところだなあ。。

 

リンちゃんいわく、こちらのドールは揚力による飛行で、グロウスは重力操作によるものだそう。

技術力の差ですね。。。

 

よし、ちょっとレベル上げをして、装備を整えてから再び挑もう!

と気を取り直し。

ショップでいい感じの武器・アーマーを買いまくります。

そうしていると「使えるだけ使った」のアワード獲得。

いやー、残金2000円とスッカラカンです!

でもまあ、お金ならまたすぐに入ってきますよ。

むしろ今まで使いどころがわからず溜めてたので、ちょうどよかったです。

 

そして再戦。

おお、攻撃が通る!そして一撃が強い!燃料消費もあがってるけど!

今回は難なく一発で撃破です。

爆音に包まれ、墜落していくズ・ハッグ。

かばいあうリーズ達の姿が一瞬見えました。

二人はこのあとどうなるのでしょう。。。。

仲間に…ならないか?

ナ…ナカ、マ……?

(心が通じ合った瞬間)

 

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そんなわけで10章のメインストーリーはあっけなく終わり。

次は他キャラのレベル底上げや、クエストをもりもりこなしていきます!